古本で1号を買って（いつ・どこの店かは失念）、5号を近所の古本屋（もう潰れてしまいました）で購入。3号も去年古本で買い、2・4号はアマゾンで入手しました。
前に取り上げたマンガテクニックは90年代前半で、このムックは2000年代後半なのですが、取り上げている漫画家さんやイラストレーターの違いというのは時代のトレンドを表している部分もあり、個人的には興味深く感じました。
皆さん当然絵が上手いのですが、その上手さに個性や流行り廃りというものがあり、その中で変わらず絵を描き続けるのは凄いことなんだと再確認。
自分の所持しているムックは90~2000年代の物が多く、「絵の上手い」という評価の変遷を見ていくこともまた漫画史における一つの側面を出してくれるとも思いますし、ここで紹介する意味のあることなのではないかと思っています（80年代の物はあまり無いです）。
まあ絵の巧拙というのも結局は個人の趣味嗜好に左右されるものですし、そこまで客観的なものではないと重々承知はしています。ただまあこうして技巧が取り上げられる作家には、その時代におけるスタンダードとして評価を受けている証拠でしょうし、そこにはより広い範囲でのコンセンサスもあるのではないでしょうか（勿論、編集者の趣味が反映されていることも加味されるとは思いますが）。
しかしヴィンランド・サガは長いですね。このシリーズで取り上げられている作品で連載が継続している唯一の作品じゃないでしょうか（と、書いてこの前アフタヌーンに蟲師の読み切りが載りました）。まあアマゾンに全号あるようなので興味のある方は購入を検討しても良いのではないでしょうか。
